あけましておめでとうございます
令和五年も新年寺社彫刻巡礼の旅に出かけてきました
初日一社目は栃木県茂木町八雲神社の境内社 菅原神社です
人の背丈より少し高いくらいの小さな御本殿です
でも これ位の御本殿が良かったりします すぐ側まで近づけますしね
兎ノ毛通しには鳳凰
中備は龍です
脇障子は両側とも唐獅子 随分と長髪で一瞬 麝香猫かと思いました
菅原神社なので桁隠しは梅鉢紋です
海老虹梁の龍も小さいからと言って侮れません
右面です
胴羽目は鶏の家族
足の細かい所まで彫り込んであって 変態職人魂の技術愛が伺えます
背面にも胴羽目がありました
ん?これは鷹の様ですが。。。
写真をひっくり返してみるとしっくり来ます 確かに前屈み過ぎている気はしますが いくら何でも鷹は枝にぶら下がる事は無いと思います 下部には小川も流れていますしね
左面 背面もそうですが 胴羽目の寸法が合ってないのはなぜでしょう?いくつかのパーツに分かれていて ズレてしまったのか?
胴羽目は錦鶏です 錦鶏には牡丹か松を合わせる事が多い様ですが やはり菅原神社に因んでなのかここでは梅が合わせてあります よく見ると背面も右面も梅が合わせてありました
この細かさは凄いです かなり腕の良い名工の作でしょう
手挟みは鶴
海老虹梁の龍を見ると こちらは相当こなれた印象を受けます
何体も龍を彫って来たんだろうな という感じですね
もしかしたら胴羽目とは違う人なのかなぁ なんて想像しますが ただの素人の感想です
新年一社目から良い彫物を堪能できました
刺青師・龍元
001(2023.01.07)
コメント
onijiiです。
胴羽目の有無しか確認してなかった頃
参拝しました。
改めて写真を見ると、見事ですね。
羽や脚のうろこまで彫ってますね。
思わず見入ってしまいました。
onijiiさんおはようございます
私も初めの頃は見てる様で見てなかった物がいっぱいありますね。最近、少しずつ再訪しています。