令和四年五月中旬、千葉県市原市の西蓮寺鶴舞不動尊に参詣しました
明治十八年(1885)新勝寺にて開眼供養された不動尊像を勧請
隣村より西蓮寺を移転
明治二十五年(1892)堂宇建立
非常に存在感のある向拝です
兎ノ毛通しの鳳凰
唐破風下は 松に鷹と いつもの千社札
じゃ〜ん! 中備の龍 これを見に来ました
独特なタッチです 山椒魚みたい。。。
裏側には墨書きがあったのかも知れませんが 消えてしまってます
木鼻の獅子も独特です
持ち送りには たい焼き君の様な鯉
正面扉には松鶴の彫り物がありました
向拝の彫り物とは 違う人の彫り物でしょうか?
内外陣境の欄間には菊水の彫り物
頭貫上の小壁には ぐるりと 菊水や 波の彫り物がありました
その内の一枚 波に月
対を成す様に 波に朝日
身舎の羽目板にも 菊水の彫り物が
よく見ると どの板にも 日付が刻んであります
その内の一枚
「明治二十七年十月二十二日戦死 為○○○歩兵上〜 於清國松○○戦死角田末松菩提」と彫ってありました
日清戦争が明治27年7月から28年4月まで
「清国○○に於いて戦死」となっているので 日清戦争で戦死なさったのだと思います
戦争には双方に 譲れない言い分があるのだと思いますが 死んでいくのは人間です
無辜の民はもちろん 兵隊だって一人ひとり人生があって 死ねば悲しむ遺族がいるのだ という事を忘れてはいけない
刺青師・龍元
072(2022.05.29)
コメント
onijiiです。
何か生々しく感じる龍ですね。
思わず口先が上がりました。(笑)
生臭そうですよね。多分、色は半透明です。