令和三年九月下旬、茨城県桜川市の香取神社に参拝しました。
御祭神 經津主神
裏へ廻ります。
御本殿向拝の龍。
小さくない社殿なので(神社業界的には小建築らしいです)相対的に彫りは浅く見えますが、実際の深さはまあまあといった所。
御本殿右面。
妻壁いっぱいに応龍。
胴羽目は神功皇后の鮎釣り占いと思われます。ズームしてみると。。。
えっ⁉︎ って思っちゃいました。
御本殿背面。
高砂です。媼が随分と若い。。。
よく見ると一応、口の脇のほうれい線でおばあさんを表現してはいます。それにしても、この目線。。。手元の亀ではなく、実は鶴を見ている様です。。。
御本殿左面。
こちらの妻壁にも応龍です。
これは武内宿禰で、抱いているのは生まれたばかりの応神天皇の筈ですが。。。
お包みが大きいだけなのかも知れませんが、もう小学生にはなっていそうな年頃に見えます。
脇障子には梅の木に山鵲。反対側は梅の木だけ残っていました。
胴羽目の人物は3面とも頭が小さくて非常にプロポーションが良いです。みんな9頭身10頭身くらいはあるのではないでしょうか。とても個性的です。
落ち着いた雰囲気の良い神社でした。
刺青師・龍元
128(2021.10.17)
コメント
onijiiです。
寺社彫刻に興味を持ち始めた2年ほど前に
訪問しました。
力神の有無が目的だったので、胴羽目彫刻
はよく見ていませんでした。
アップで見ると、彫り師の力量がよく分か
りますね。
自分は好きです。(笑)
名工と言われる人の彫り物はもちろん良いのですが
チョットあれれ?って感じの彫り物も良いですね♪
見る人の心に何かの作用を起こすのが芸術だとすれば
ここの彫り物はかなり良いと思います。
色々な彫り物を楽しみたいです。