令和二年十一月、東京都足立区の舎人諏訪神社に参拝しました。
舎人と書いてトネリとはかなりの難読地名ですね。30年以上前、近くの運送屋で働いていた事がありますが、この神社は知りませんでした。
御由緒
創建年代不詳
天保七年(1836)本殿建立
御祭神 建御名方命
近隣の舎人氷川神社もそうでしたが、公園内に鎮座するためか、とても頑丈な網です。これならボールが当たっても平気。
御本殿右面。胴羽目は鹿と座る老人。
道光列仙傳を見ると、鹿仙人には雷隠翁・魏白陽・靑鳥公など何人もいますが、これは雷隠翁が図象的には一番近いと思います。
支那の仙なり、名に本、幼にして羅落自ら修めす、長して進士の試験に應ぜしが第せす、途に出遊して婦らす、後年人の分が羅浮山上樹下に坐して、佳々木々三十年、更無踪跡落人間、功成行満昇天去、回首山頭月正園と吟ぜしを見たりといふ、その自鹿を件とするの日に蓋人の屋々書く所なり。(『画題辞典』斎藤隆三)
背面胴羽目は松の木に鶴と亀。
左面胴羽目は梅と人物。
ここが天満宮ならこれは菅原道眞という事にするんですが。。。童子が硯で墨を磨っているので、書で有名だった張旭かもしれません。道眞も書に優れた人だったみたいですけど。。。
素晴らしい彫り物でした。
刺青師・龍元
264(2020.11.21)
コメント
onijiiです。
マラソン大会に行く時に舎人ライナーに乗った
ので読めます。普通は読めませんよね。
最初の頃は古臭い変な顔だと思っていたのですが、
最近は味があるいい顔だと思うようになりました。
穏やかな表情してますね。
ああ、今は舎人ライナーがありますね!それなら割と読める人はいるかも。
仙人や仏様の柔和な顔は、勇ましい顔より彫るのが難しいんでしょうね。