令和三年八月、埼玉県神川町の木宮神社に参拝しました。
ついさっきまで雨が降っていたので、まるで蒸し風呂。車内のエアコンで冷え切ったレンズが結露して、写真が白っぽくなってしまいました。
カメラが気温に馴染むのを待って向拝を撮影。
兎の毛通には鳳凰。精密に彫られた鶏冠はすぐに折れてしまいそう。
唐破風下には麒麟の彫り物。
水引虹梁上には子引き龍です。
ギョロ目の鋭い眼光。
真新しく見えますが、例のサンドブラストという技術で磨いたのでしょうか?
見事な社号額がありました。
アシナガバチが巣作りをしていました。怖い怖い。
元々は龍の勉強のために始めた寺社巡りなので、龍の良い彫り物を見ると嬉しくなります。
波も良い感じ。
いよいよ御本殿へ廻ります。御本殿は彩色彫刻。
これは小さいですが滝があるので、巨霊人だと思います。六力神通の人で、山を劈いて黄河をまっすぐに通したそうです
凛々しい顔です。金網が銀色なので、それほど彩色の彫り物の邪魔にはなりません。
御本殿背面。こちらには金網はありません。
脇障子は龍です。
胴羽目は鶴亀。
反対側の脇障子も龍の様ですが頭が半分欠損。
御本殿左面。
胴羽目は吟遊詩人の李白が瀧を観るの図。
シンプルですが、なかなか凛々しい顔立ちですね。やっぱり人物の彫り物は顔が命ですから、腕の良い彫師の作なのだと思います。
荷物を整理しようと境内のベンチにリュックを下ろすと、髑髏のモンモンを背負ったコハナグモがついて来ていました。
写真を撮ろうとカメラを近づけると前足を振り上げて威嚇してきます。
全長数ミリの可愛い奴ですが、精一杯生きているんだなぁ。
雨上がりの蒸し暑い日でした。
刺青師・龍元
107(2021.09.07)
コメント
onijiiです。
拝殿の彫刻は新品かと勘違いしました。(笑)
神社巡りをしていると、必ず遭遇するのが蜘蛛
ですね。蜘蛛の巣の粘々・・・。
この大きさなら大丈夫ですが、これ以上大きく
なると苦手です。(笑)
この時期は、至る所で蚊に悩まされてます。
猫もよく見かけます。結構遭遇します。
たまにいるのが蛇。うわーっと大騒ぎ。(笑)
山あいの蜘蛛は大きいですからね。
糸も太くて頑丈ですから、引っ掛かるとわかります。
私は実は蜘蛛が好きで、
仕事場にも家にもいますが、
巣を張らない種類なので、潰さずに放って置いてます。
蚊は我慢ならないですね。
山の蚊は街中の蚊より痒みが強いし、長引きますね。
夏の寺社巡りに虫除けスプレーは必需品です。
蛇は今の所、遭遇した事はありません。