去年の夏あたりから Traditional Japanese Tattoo Association 日本語で言えば「日本伝統刺青協会」というのを作って、アムステルダムの建尚・二代目さんと一緒に、日本と刺青についてインスタグラムなどのSNSで海外に発信しています。
今回は干支と護り本尊について。文と画は建尚氏、拙い翻訳は私・刺青師・龍元です。
2020年の干支は庚子年。
干支とは十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)という中国のゾディアック(干支)から構成されています。日本には5世紀から6世紀頃入って来ました。
十干は10の要素からなっており、十二支は12の動物から構成されています。干支は60種類あり、各年に割り当てられています。
今年の干支は庚子(かのえ-ね)、子年の一つです。
各干支には護り本尊があります。直訳すれば守護仏。各干支は災害や事故、不運などから護られると信じられています。各人は生まれた年の護り本尊を持っています。
子年の護り本尊は千手観音です。千手観音は千の手を持ち、その手には目があります。これらの手は人々に救済を差し伸べ、これらの目は人々を導く知恵を表します。
ゆえに、この千の手と目は、救済すべき人を間違いなく発見するための莫大な心と膨大な慈悲を表すのです。
千手観音は時に、観音の王様という意味で「蓮華王」と呼ばれます。
庚子は終わりと始まりを暗示します。
皆様が良いお年をお迎えできます様に願っております。
画と文 二代目・建尚
(正確な翻訳ではありません)
だいぶ不自然な日本語になってしまいました。いやあ、翻訳は難しいですね。
刺青師・龍元