令和五年一月下旬 長野県茅野市の若宮八幡神社に参拝しました。
こちらにも御柱が立ててあります。御由緒などはわかりません。
裏へ廻ります。
これは難敵です。
前方の隙間から中を覗くと 確かに良さげな彫刻があります。
側面と背面には板が互い違いに幾重にも張ってあって さらにその奥には亀甲金網です。
板と板の間から斜めに中を覗くと御本殿が見えない事はないですが 金網が写ってしまって何が何だか。
デジイチを諦めて 上からスマホカメラで行く事にします。
どうやら 胴羽目は八仙の一人 通玄先生こと張果老の瓢箪から駒。
本来の張果老は 驢馬を紙のように折り畳んで箱にしまい 乗る時には水を吹きかけて驢馬に変えたと言いますが いつしか諺の「瓢箪から駒」に結び付いたと言われます。
背面。
胴羽目は波に鶴です。
左面。
胴羽目は 案内板によると「口から仙人」。李鉄拐です。
幽体離脱中に弟子に体を焼かれて 魂はそこらの死体に乗り移りました。鉄拐先生も八仙の一人に数えられます。
案内板には「明治初期の宮大工、立川流の彫刻と思われる」とあり「市文化財に指定しても良い程の価値がある」とありました。
県でも良いと思います。国でも…と思いますが 保存状態など色々条件が厳しいようですし 隠してしまうのだったら今のままでも良いと思います。
刺青師・龍元
030(2023.03.12)
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