令和七年一月中旬 茨城県土浦市の鷲神社に参拝しました。

久寿2年(1155)創建
文治4年(1188)遷座
御祭神 天日鷲命

向拝の龍です。



御本殿

御本殿には向拝のほか 胴羽目・脇障子・扉脇や妻飾りなどに彫り物があります。

向拝中備のこれは 林和靖でしょう。

妻子をもたず 庭に梅を植え鶴を飼い「梅が妻 鶴が子」といって笑っていた と云います。でも 子孫が日本にいます。


扉脇には竹林の虎がありました。

脇障子。これも鶴仙人の様ですが 林和靖は向拝にあるしなぁ。。。

御本殿右面

妻壁いっぱいに鳳凰です。後付けっぽい造りに見えます。

胴羽目。これは何でしょう? 波に太陽だとすると 朝日か夕陽でしょうか? もしかして月?

御本殿背面

胴羽目は3面とも浅彫りで 脇障子や向拝 妻飾りと比べると かなり稚拙な感じです。

これは波に犀の様です。

御本殿左面

妻壁いっぱいの孔雀(多分)。

胴羽目は波に兎です。


脇障子の仙人は背後に滝の様な物があるので 山を劈き 黄河を真っ直ぐに通したと伝わる 巨霊人でしょう。


扉脇の竹林の虎。

向拝中備。

胴羽目・脇障子・向拝 それぞれ作者・制作時期が違うのかも知れません。
刺青師・龍元
026(2025.04.19)
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