令和二年九月吉日、栃木県栃木市の住吉神社に参拝しました。
住吉鳥居ですね。住吉大社のサイトによると、「貫の両端が柱の外側に出ない事が住吉鳥居の特徴」となっていますが、これは出ていますね。
拝殿はシンプルです。
御本殿は透塀の中にさらに覆屋があり、その中に鎮座していました。
如意棒を使えばもっと近くまで寄れたのですが、横着して手を伸ばして撮影。
墨と半紙があるので、琴棋書画の書でしょうか。
背面に廻ります。
琴を弾いている様です。首が欠損しているのが痛々しい。上に天女が飛んでいるのは何か意味があるのかな。
右は囲碁をやっている処。左は硯を持つ従者が傍にいる様なので、これも書か?「殿下、あんころ餅をどうぞ」とやっている様にも見えます。
左下に皿が何枚かあるので、これが絵皿だとすると、この面は琴棋書画の画かも。
右面に廻ります。
これも墨と硯があるので書だろうか。手紙を読んでいる様に見えます。
御本殿に対して屋根がこれだけ大きいと保存状態も割と良い様です。
いつ作られたのかは分かりませんが。。。
色々こじつけてみましたが、もしかしたら何か他の画題があるのかも知れません。琴の面では天女が飛んでたし。。。
刺青師・龍元
224(2020.10.13)
コメント
onijiiです。
建物全体が紅いのは、弁柄でしょうか?
大事にされているようですね。
自分も「あんころ餅どうぞ」に見えます。(笑)
年内に桐生市とみどり市の調査を終わらせる
予定です。銅街道近辺の寺社には、相当数の
彫刻があると思うのでワクワクしてます。(笑)
弁柄かも知れませんね!
弁柄とは懐かしい言葉を聞きました。戦前、刺青には墨の他に銀朱と弁柄しかありませんでした。もちろん、今では人体に無害な刺青専用の顔料が豊富にあるので使われていません。因みに銀朱というのはオレンジっぽい赤で水銀が入っているので高熱が出ます。梅毒の治療にも使われたそうです。刺青=発熱という俗信はここから来ているのだと思います。
すごいですね。まさに調査ですね。趣味の域を超えていると思います。何か公的な援助か補助があってもおかしくない内容ですね!