刺青図柄の意味 武内宿禰

武内宿禰 神話
武内宿禰
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

刺青師・ 龍元をフォローする

武内宿禰(たけうちのすくね)

景行天皇14年(西暦84)−没年不詳

日本書紀では武内宿禰、古事記では建内宿禰、他文献では建内足尼とも表される。景行・成務・仲哀・応神・仁徳の五朝に仕えたとされる伝説の忠臣。紀氏・巨勢氏・平群氏・葛城氏・蘇我氏など中央有力豪族の祖とされる。

仲哀天皇亡き後、神の託宣を受け 神功皇后 に従い、神功皇后 と生まれたばかりの誉田別命(応神天皇)を守っていた。

応神天皇を抱く武内宿禰と神功皇后
応神天皇を抱く武内宿禰と神功皇后
長野県 武水別神社 奉納画

日本書紀や古事記では 神功皇后 が神託を降ろし、武内宿禰がその神審者(さにわ)として神事をする様子が描かれている。

信仰

文献によって280歳から360歳まで、考えられない程の長寿の為、長寿の神とされ神社などに御祭神として祀られる。実際には何世代にも渡る世襲制の役職名であったとする説が有力。

干珠と満珠

武内宿禰 宝珠を得る
武内宿禰

海の神・安曇磯良(あずみのいそら)から「干珠」「満珠」を授かり、潮を自在に操って 神功皇后 の三韓出兵を勝利に導いたという伝説が残されている。

刺青師・龍元

タイトルとURLをコピーしました