武内宿禰(たけうちのすくね)
景行天皇14年(西暦84)−没年不詳
日本書紀では武内宿禰、古事記では建内宿禰、他文献では建内足尼とも表される。景行・成務・仲哀・応神・仁徳の五朝に仕えたとされる伝説の忠臣。紀氏・巨勢氏・平群氏・葛城氏・蘇我氏など中央有力豪族の祖とされる。
仲哀天皇亡き後、神の託宣を受け 神功皇后 に従い、神功皇后 と生まれたばかりの誉田別命(応神天皇)を守っていた。
日本書紀や古事記では 神功皇后 が神託を降ろし、武内宿禰がその神審者(さにわ)として神事をする様子が描かれている。
信仰
文献によって280歳から360歳まで、考えられない程の長寿の為、長寿の神とされ神社などに御祭神として祀られる。実際には何世代にも渡る世襲制の役職名であったとする説が有力。
干珠と満珠
海の神・安曇磯良(あずみのいそら)から「干珠」「満珠」を授かり、潮を自在に操って 神功皇后 の三韓出兵を勝利に導いたという伝説が残されている。
刺青師・龍元