長野県上田市の竹室神社を訪ねました。寺社巡りの師に教わった神社です。

由緒
創建年不明
御祭神
大山祇命(おおやまつみのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
日本武尊 の御東征の帰りに村人が仮屋を作ってもてなし、その跡に宮を建てて柴宮と称した。明治元年遷地。
前情報では境内に 大和武尊 の足跡があるとの事でしたが、そんな事スッカリ忘却の彼方。多分、鳥居の横に転がっていた石か何かに足跡のくぼみがあるのでしょう。
社殿
南向きです。

覆屋は腰下のみ格子になってます。こりゃ厳しそうだな。

本殿
中は結構暗いです。


胴羽目彫刻
胴羽目は3面とも二十四孝から。
まず、東面は孟宗(もうそう)。タケノコ好きの母の為に、シーズン外れの真冬にも関わらず孟宗が竹林に入り哀嘆したら、タケノコが生えて来たという話。

背面は郭巨(かっきょ)。親に食べさせる物がないので赤ん坊を間引こうとして、埋める為の穴を掘ったらお宝ザックザクという話。う〜ん、昔はこんな事がよくあったって話を聞くなぁ。いや、お宝じゃなくて、間引きの話。「子を換えて食う」なんて言葉もあるし。決して美談ではない様に思いますが。。。

西面は楊香(陽光)。山で虎に出くわして、楊香が「私を食べて父を助けて」と天に願ったら虎が行ってしまった、という話。これは割とマトモっていうか、中々出来るこっちゃないけどあり得るし、美しい親孝行の話ですなぁ。

脇障子彫刻
脇障子は風神雷神。

暗いとどうしてもピントが甘くなっちゃうな。もうちょっとカメラ勉強しなくちゃ。

胴羽目の上には 獅子 がいました。


彫りが深くて良い彫り物でした。
写真が上手く撮れてなかったので再訪しました。
刺青師・龍元
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