胴羽目探究道最終奥義で困難を克服 [別雷神社] 栃木県

別雷神社 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和三年九月下旬、栃木県真岡市の別雷神社に参拝しました。

別雷神社鳥居

永正・大永年間(1504~20)創建
弘化四年(1847)社殿消失
嘉永期(1848~54)現社殿造営
御祭神 別雷大神わけいかずちのおおかみ

別雷神社拝殿

立派な御本殿です。

別雷神社御本殿

左側脇障子には、梅と鶴をこよなく愛する林和靖りんなせい

林和靖

扉脇板は左右で登り降りの龍。見切れてしまいましたが、中備も龍です。

登り降りの龍

右側脇障子は林和靖と対になる事が多い、李白観瀑。暗くてピントが大甘になってしまいました。

李白観瀑

裏へ廻ります。

別雷神社御本殿覆屋

なんと、窓には波板が!

覆屋窓

普通に撮るとこんな感じですが、僕には奥義があるので動じません、、、が、しかし!

覆屋窓

なんと!波板の向こうには、さらに波板の張られた窓がありました。良く見ると、覆屋の右側には物置小屋が増設されていたのです。

覆屋内部

右面は諦めて背面に廻ると、こちらにも波板が張られていましたが、奥義を使って御本殿を拝む事ができました。

別雷神社御本殿
別雷神社御本殿

胴羽目は鳳凰です。

鳳凰

左面。

別雷神社御本殿

あまり画像がよろしくありませんが、胴羽目は龍。

龍

海老虹梁は鳥の様です。

鳥

脇障子・扉脇板と胴羽目は彫師が違う様な感じがします。

別雷神社御本殿

たまに、波板があるのにどうやって撮っているのか、と質問されたりします。最終奥義なんて言ってますが、単にスマホで撮ってるだけです。他には波板をキレイに拭く事ですね。ここの波板は透明度が高く、元々汚れていなかったので、割とキレイに撮れました。

刺青師・龍元

144(2021.11.19)

コメント

  1. onijii より:

    onijiiです。
    波板は肉眼ではよく見えませんね。
    自分は退散しました。(笑)

    探求道を極めつつありますね!
    どうやって撮っているのだろうと、
    いつも感心しています!!

    • 今のスマホはカメラがメチャクチャ良いみたいですね。私は未だにiPhone8を使っていますが、いい加減iPhone13に買い換えようか迷っています。でも、私のデジイチが二台買える様な値段に躊躇してます。

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