お客さんのF君は身長は私と同じ位で、筋肉質。刺青は今回が初めてです。将来は総身彫りを目指しているとの事。
打ち合わせ時に描いたアイデアを元に下絵を描きます。これはお客さんに仕上がりをイメージして貰う為の物なので大雑把です。
![騎龍雷神図下絵](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/raijindraft.jpg)
当日は、体の凹凸を考慮して微調整をしながら体に下絵を描いて行きます。
![背中額彫り筋彫り](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/raijin002.jpg)
鏡や写真で確認して貰った後、実際に墨を入れていきます。
![騎龍雷神図](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/raijin003.jpg)
今回は込み入った図柄なので、筋彫りをマシンで行いました。
![騎龍雷神図途中](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/raijin004.jpg)
マシンは昨年、弟子の彫鈴にアメリカで買って来て貰った DK Rotary Sidewinder。ロータリーマシンとコイルマシンの良い所取りをしたマシンです。
![雷神](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/raijin005.jpg)
マシンの性能だけでなく、まるで死体の様に動かないF君の辛抱もあって、仕事がスイスイ進みます。
![背中額彫り筋彫り](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/raijin007-800x800.jpg)
実際の所、よく動くお客さんだと余計に時間が掛かるばかりでなく、スジが曲がってしまったり震えてしまったりという事があります。
![騎龍雷神図](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/raijin006.jpg)
下書き・休憩含めてここまで約5時間。
F君、頑張って通って下さい。
刺青師・龍元