明けましてお目出度う御座います。
令和二年一月二日、彫師仲間の建尚さんと弟子の彫鈴と一緒に神奈川県丹沢の大山阿夫利神社に参拝しました。ここは18年ぶりです。
実は本当の初詣は歩いて10分の近所の小さな神社に昨日行ったのですが、日本の神様は色々な所へ行っても怒りませんからね。
大山阿夫利神社というのは創建が崇神天皇の御代(紀元前97−30)で、隆盛を怖めた江戸時代には、大山詣りというのが伊勢詣りなどと並んで大流行したそうです。
ここには彫刻の彫り物はありませんが、参道のお店の壁には刺青彫師の間ではちょっと有名な札が掛かっています。
これは彫り物愛好家の会の人たちが神社の横の滝で水ごりをする(もちろん夏!)のですが、浮世絵にもあるくらい古くから行われているそうです。
参拝した後おみくじを引いたら大黒天が。。。
神社の拝殿まではケーブルカーで楽々来られますが、実は90分ほど登った山の頂上に本社があって、建尚さんが登りたいと言い出しました。私と彫鈴は「皆が登るなら行く。」
主体性が無いなぁ。
ここ、下社は標高696m、本社は1257mです。結構登る様だ!膝の悪いオレ、大丈夫なのか?
最初は整備された階段でしたが、少し登ると本格的な山道。彫鈴はとっととギブアップして先に降りて行きました。
途中の見晴台。真ん中に富士山が見えるはずなのですが、あいにくの雲。
あともう少し。
建尚さんはスイスイ登って行きましたが、私はなんとかかんとか、やっと頂上にたどり着く事が出来ました。
大山阿夫利神社本社。
見晴らしは最高です。写真じゃ伝わらないな。
足の悪い人は登りより帰りがキツイというのは本当です。なんとかケーブルカーまで辿り着いて伊勢原でご飯を食べて帰りました。
刺青師・龍元
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