令和三年六月、埼玉県深谷市の白山神社に参拝しました。
拝殿はいたってシンプルです。
寛永九年(1632)創建
御祭神 菊理媛命
中を覗いて見ると、見事な御本殿がありました。
左側脇障子は錦鶏。胴羽目では誰かが「やられた〜」という顔をしていて非常に気になりますが、私は正面・右面・背面・左面と順番を決めているので、少しの辛抱です。
向拝中備には龍。小さめの御本殿なので、龍も小ぶりですね。
右脇障子も錦鶏。
裏へ廻ります。ナント!窓には波板が張られていました。って、さもビックリした様に書きますが、前情報で知っていました。
波板は透明度が高ければ、スマホの様なレンズの小さいカメラなら中の様子がかなり判ります。
ハッキリとは見えませんが右側に滝の様なものが見えるので、李白観瀑ではないかと思います。が、滝でないのだとしたら、陶淵明なんかも考えなくてはならないと思います。
背面には窓が無かったので、右面へ行きます。
こちらは格子のみで波板はありません。
気になっていた胴羽目は猩々でした。酔い潰れて座り込んでいるのか?
最近の新宿や渋谷は、こんな若者で溢れ返っていると聞きますね。
治安の良い日本だから出来る事ですが、コロナで一年以上も色々制限されている現在の若者の気持ちを理解は出来ます。もちろん私はやりませんけども。
蝦虹梁は波。手挟みは瑞雲です。
背面は予備のコンデジで撮影。レンズが小さく中は暗いので、後でPCで画像をイジってもコレが限界でした。
画題は、鬼がいて宝物を差し出しているので、桃太郎ではないか?と思いますが、確証はありません。雉とか猿とか犬とか居れば間違いないんですが。。。もしかして 武内宿禰宝珠を得る かも。何にしても画像悪過ぎなので、もし中へ入れる機会があれば再挑戦したいと思います。
刺青師・龍元
088(2021.07.23)
コメント
onijiiです。
「やられたー」が、正面から見るとこれになるとは・・・。
角度によって全く違いますね。(笑)
蝦虹梁と手挟のシンプルさがいいですねえ。
背面の鬼が気になります。(笑)
見る角度で違って見えるのが浮き彫りの良さと言うかアジですよね。
背面は残念でした。結構すったもんだしたんですが。。。窓のある面が通りっぱたなんですよね。道を歩いている人から丸見えなんです。Shin-Zさんの所に綺麗な画像が有りますよ。