令和三年九月中旬、長野県佐久市の榊神社に参拝しました。
この橋の袂にいくつか社が集まっていて階段の右手にも二社鎮座していますが、お目当ての神社は階段の上。
グーグルマップではここなのですが、鳥居には稲荷と書いてあります。参拝してみるとやはり違ったので、鳥居の左側を抜けてさらに上へ。
有りました。他の社には鳥居が各々の社殿の前に有りましたが、榊神社には鳥居が有りませんでした。
調べると、近くの大伴神社の例祭で榊祭りという火祭りがあり、そのクライマックスがこの山の頂上から始まるそうです。見切れてしまってますが、右端に榊祭りと書かれた杭が写っています。
御祭神 木之花咲夜姫命
小さいながらも木鼻と胴羽目彫刻があります。
あまり上手い彫り物ではありませんが、綺麗に手入れがされています。
麒麟でしょうか?
左面。
遠目には狐の様に見えます。
が、写真をみると違う様です。背中に甲羅がある様にも見えます。犀でしょうか?
ここの所コロナのせいで中止になっているみたいですが、榊祭りというのは室町時代から続く伝統の火祭りで、佐久地域三大奇祭の一つ。100人を超える老若男女が、この山の頂上に焚いた篝火から松明に火を移して駆け降り、橋から川へ投げ込むそうです。
地域の人々に大事にされているのでしょう。
刺青師・龍元
115(2021.09.22)
コメント
onijiiです。
東関東の神社を星の数ほど回ってますが、
そこで気づかされたのは氏子さんたちの
深い信仰心です。
しめ縄や紙垂、掃き清められている境内、
おおむね9割以上は手が掛けられています。
これからも大事に守り続けてほしいです。
本当ですね。
どんな神社も氏子さん達には自慢の神社なんでしょうね。
たまに氏子さんに遭遇して、社殿を褒めると嬉しそうに色々教えてくれたりします。
廃れるのはあっという間ですが、守るのは大変ですよね。