損傷激しい [赤城神社] 群馬県

赤城神社 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

刺青師・ 龍元をフォローする

令和五年七月中旬 群馬県桐生市の赤城神社に参拝しました。

道路から石段を22段登った所に石鳥居があります。

赤城神社鳥居

さらに石段を44段登った広場正面に拝殿があります。

って段数は「群馬県近世寺社総合調査報告書」からのパクリで 私が実際に数えた訳ではありません。

赤城神社

智明上人(1173-1248)が雨乞いの為に赤城沼の明神を勧請
寛延年間中(1748-51)現在地に遷座
明治四十一年(1908)吾妻神社 その末社稲荷神社 琴平神社を合祀
御祭神 大穴牟遅神おおなむちのかみ 倉稲魂命うかのみたまのみこと 他

赤城神社御本殿

屋根だけの覆屋が掛かった御本殿が鎮座しています。

赤城神社御本殿

木と鉄骨で組まれた屋根は頑丈そうでしたが すでに御本殿はかなり寂れています。

赤城神社御本殿
象鼻
赤城神社御本殿妻部

背面です。

赤城神社御本殿

胴羽目は月に兎です。

月と兎

左面です。

赤城神社御本殿

胴羽目は鶴亀。こちらも損傷激しく 鶴の頭は欠損。亀の頭はスライスされてしまってます。

鶴亀

手を抜いたつもりは無いのですが 撮った写真の半分以上がボケボケ。

赤城神社御本殿

ひどいピンボケになってしまって 何が彫られていたか良く分からないので載せませんが 調査報告書によると脇障子には鯉の滝登りと滝と波があった様です。

赤城神社御本殿

村の歴史を語るという意味で 重要な建物なのだと思います。

刺青師・龍元

080(2023.08.02)

コメント

タイトルとURLをコピーしました