令和五年新年寺社彫刻巡礼の旅初日二社目 栃木県茂木町の藤田神社に参拝しました
グーグルマップは位置が途方もなくズレていて 実際の神社は近くの熊野神社の脇から山へ入った所にあります
緩やかな登り坂を行きます
しばらく行くと広場へ出て 道がなくなってしまいました
方々歩き回って見つからず これ以上進むと迷って帰れなくなるなと思って引き返し でも諦めきれずにまた奥へ進んで という事の繰り返し
広場へ出た所を左に折れて 木立の中をしばらく進むと とうとうありました
前情報では朱色の屋根との事でしたが 屋根は葺き替えられていました
これでは空の色と同化してしまって遠くからでは分かりません
中を覗くと御本殿がありました
向拝の龍です 彩色がわずかに残っています
右側に廻ります
胴羽目は雲と紗綾形の地紋彫り
背面に彫り物はありません
左面です
こちらも雲と紗綾形の地紋彫り
垂木が傷んで折れたり外れたりしていますが 屋根や躯体の木材自体は状態が良い様なので 早めの修繕が望まれます
紙垂は新しくなっていたので お正月には氏子さん達が来たのだと思いますが 過疎の土地で段々と寂れて行ってしまうのだろうなと 感慨に耽ってしまいました
刺青師・龍元
002(2022.01.09)
コメント
onijiiです。
おおー、発見できたのですかー!
素晴らしい。お疲れさまでした。
2度行きましたが、分からず断念
しました。
ほんの近くまでは行きましたが、
たどり着けませんでした。(笑)
onijiiさん おはよう御座います。
途中の階段登ったり、熊野神社の右側から山へ入ったり、1時間近く彷徨いました。
彫り物はすごくシンプルですが、こういう彫り物を回ってこそ超絶技巧の彫り物を見た時の感動も大きいのだと思います。
それに、宝探しみたいな楽しさもありますね。