令和八年一月中旬 栃木県佐野市の羽黒神社に参拝しました。
鳥居は見つかりませんでしたが 少し離れた所にあるそうです。
創立年代不詳
宝永八年(1711)現在地に社殿造営
明治二年(1869)拝殿建立
明治六年(1873)羽黒神社と改称
平成九年(1997)拝殿新築 御本殿上屋造営
御祭神 稲倉魂命

拝殿向拝中備は獅子の親子。




中備の裏には「栃本村 彫工 立河芳司藤原伴◯」と銘がありました。この人は立川芳司と彫る事もあった様です。それから最後の文字は「綱」に似ていますが パソコンでは見つかりませんでした。

彫刻は明治二年の拝殿建立時の物でしょう。時代が下ると字も上手くなる傾向にありますね。
木鼻の象と獅子。

木鼻の腹には寄進者らしき銘があります。

御本殿を見て行きます。

御本殿はいつ頃の物なのかは分かりませんが 老朽破損のおそれから平成九年に上屋を建てた との事。彫刻の作風から考えて拝殿とは違う彫師だと思いますが 本当のところは分かりません。

妻壁には雲龍の彫り物がありました。

胴羽目は唐獅子牡丹。


脇障子は竹に鶴です。二羽 ひょっとすると三羽いるかも知れません。

背面です。

胴羽目は 高砂。

まるで 果たし合いに向かう剣豪の様な殺気を醸している 嫗。

迎え討つのは宮本武蔵ではなく 笑みを絶やさない尉。

左面です。

妻壁の雲龍。

胴羽目は鯉の滝登りです。


脇障子。水鳥かと思っていましたが よく見ると背に甲羅の模様が刻んであるので これは亀なのでしょう。

見る限り老朽破損のおそれが拭えない状態ですが 末永く崇敬される事をお祈り致します。
刺青師・龍元
019(2026.03.18)

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