鶴亀仙人 [平賀神社] 長野県

平賀神社境内 長野県
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年五月吉日、長野県佐久市の平賀神社に参拝しました。

平賀神社鳥居
平賀神社境内

御由緒

建久四年(1193)平賀八幡宮創設
寛政二年(1790)現本殿建立(長野県神社庁サイトより)
嘉永元年(1848)平賀神社に改称
明治四十一年(1908)村内の十七社を合祀
御祭神
譽田別命ほんだわけのみこと 氣長足姫命おきながたらしひめのみこと 玉依比賣命たまよりひめのみこと

平賀神社案内板

前情報で、前面がガラス張り、側面背面は板張りで中は覗けないらしい、というのは知っていましたが、通り道だったので寄ってみました。

平賀神社拝殿

やはり、側面背面には隙間もありません。上部の開放部分までは目算で4メートル以上はあろうかという感じで、奥義を使っても届きません。

御本殿は小さく見えますが、カメラを頭の上に構えて撮っていますから、胴羽目は2メートルくらいの高さにあります。

平賀神社御本殿

胴羽目には仙人らしき人物と鶴がいるので、鶴仙人の様です。

右側胴羽目

蝦虹梁には龍。

海老虹梁

社殿は三間社造りです。

向拝

奥に物置があるので、大体の大きさが分かると思います。

御本殿左面

反対側が 鶴仙人だし、擬宝珠の左に亀の尻尾の様な物が写っているので、こちらは多分、亀仙人の黄安でしょう。

左面胴羽目

実を言うと覆屋の左右と後ろ側は石垣になっていて、横から登れる様になっていたのですが、行ってみたら草木が覆い茂っていて、とてもじゃないけど覆屋の中を覗ける位置にまでは行けませんでした。

秋になって草が枯れるのを待つか。でも、あまり上からの急角度で撮ってもな。やっぱり例祭日にお邪魔して見せてもらうしかなさそうです。

私は気がつかなかったのですが、鬼板部分には鬼面がある様なので、鬼面好きの方は草木が枯れる頃にどうぞ。

刺青師・龍元

115(2020.06.02)

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