令和四年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第二十二社目、茨城県日立市の澳津説神社に参拝しました。
読みをググると「おきつせ神社」「おくつせ神社」「おくつせつ神社」「おとつせつ神社」と色々出てきます。
漢字ぺディアで「澳」という字の読みを調べると、イク・オウ・くま・おき・ふか(い)と出て来るので、「おきつせ神社」としておきます。しかし神社の名前は思いもよらない事が良くあるので、違うかも分かりません。
手水舎
頭貫上には、舌を噛み切りそうな龍の彫り物がありました。
ここの前に参拝した船見山天満宮の向拝の龍↓にソックリです。特に舌を噛み切りそうな所は瓜二つ。同じ人でしょうか?
反対側にも龍。
拝殿
天文十三年(1544)勧請
万治元年(1658)現地へ遷座
御祭神 事代主命 宇賀御魂命
手水舎の龍と同じ人の作だと思われます。こちらも舌を噛み切りそう。
裏へ廻ります。
御本殿
御本殿向拝の龍も拝殿・手水舎の龍と同じ人の作と思われます。
こちらも舌を噛み切りそうです。
右面。
胴羽目は山と旅装束の人々。赤い丸は太陽でしょうか。山の手前の雲より更に手前にあります。
脇障子は舌を噛み切りそうな龍。
背面。
誰かが岩の上で祈祷する姿。
左面。
こちらの胴羽目には月と建物と橋。三面とも何か謂れがありそうです。
こちらの脇障子も龍です。
境内は綺麗に清められていて気持ちの良い神社でした。
刺青師・龍元
022(2022.02.12)
コメント
onijiiです。
この神社名は読めないですよね。
地元の地名は小木津(おぎつ)です。
当て字の神社多いですね。(笑)
右面は富士詣での場面かと思いました。
富士山の彫刻は珍しいですね。
トレランに夢中になっていた頃、何回
も行っていたので、嬉しくなりました。
言葉は生き物ですからね。そう読む人が多ければ、そういう名前になりますね。
富士詣でですか。霊峰・富士に参拝する山岳信仰ですね。ここは京都の伏見稲荷を勧請した様ですが、何か関係があるのでしょうか。
富士山は絵に成りづらいのか、富士山をモチーフにした物は絵にしろ彫刻にしろ案外少ないですよね。
私は2013年に登りました。