令和五年六月上旬 栃木県栃木市の生出神社に参拝しました。
創建年不詳
御祭神 大名持命
覆屋の窓は二重格子。互い違いに固定されていて 残念ながら肉眼で中を直接窺う事はできません。
立派な御本殿がありました。
向拝には向かい龍がありました。水引虹梁で向かい合って体が海老虹梁に伸びる形はたまに目にしますが ここの龍は水引虹梁に巻きついています。珍です。
御本殿右面。脇障子は欠損。
胴羽目は司馬温公瓶割り。
胴羽目は李白観瀑の様ですが 右上の岩場に小さな人がいるので違うかも知れません。
左面です。
こちらの胴羽目は唐子の花車。
脇障子は巻物を持った人物。欠損していた右側脇障子を合わせて寒山拾得なのかも知れません。
向拝横向きの木鼻は波で表した獅子か獏の様にも見えます。
向拝周りがもっとよく見えるのでは と思って拝殿扉からも覗いてみましたが 拝殿内部の梁に隠れて見えませんでした。
ん〜残念!
刺青師・龍元
067(2023.06.16)
コメント