令和二年九月吉日、栃木県栃木市の大前神社に参拝しました。案内板によれば、ここは近隣では「おおまえ神社」と呼ばれているそうです。
![大前神社鳥居](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_2559-1-800x800.jpg)
御由緒
創建年代不詳
室町時代社運が衰え祭祀廃止
天正十九年(1591)再建
明治十二年(1879)現地へ遷座
御祭神 於褒婀娜武知命
拝殿
![大前神社拝殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_5036-1.jpg)
向拝の龍が見事。
![向拝の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_3800-1-800x423.jpg)
さぞかし名のある工匠の作なのでしょう。
![向拝の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_3802-1-800x473.jpg)
蝉の抜け殻。いよいよ暑かった夏も終わりですね。寺社彫刻探求には良い季節がやってきます。
![向拝の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_3801-1-800x600.jpg)
御本殿
御本殿覆屋の格子状の窓には白いプラ板がはまっています。一瞬「ええっ!!これじゃぁ御本殿見えないじゃん」と思いました。実は、事前情報はここに彫り物が ”ある” という情報だけ。
![](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/67885.jpg)
とにかくピラミッド状の土台を登ってみると、側面のプラ板数枚が透明で、中を鑑賞できる様になっていました。ああ、良かった ε-(´∀`; )
![大前神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_3792-1-629x800.jpg)
全体の雰囲気は渋くて良い感じですが、胴羽目は後付けでしょうか。額に入っていて、身舎に比べて大幅に幅が狭いです。位置も前方に偏っているし。。。
![大前神社御本殿右面](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_3791-1-621x800.jpg)
少年Aの様に目隠しが入っていて、どなたなのか分かりません。目隠しが無くても分かりませんが。
![大前神社御本殿右面胴羽目](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_3789-1-800x800.jpg)
左面側。
![大前神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_3785-1-627x800.jpg)
彩色の寂れ具合が良い感じです。
![大前神社御本殿左面](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_3786-1-637x800.jpg)
どなたでしょう。仙人っぽい。
![大前神社御本殿左面胴羽目](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_3795-1-800x800.jpg)
背面には何か魚のヒレの様な物が写っており、とても気になります。
![なんだろ](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/IMG_5033-1.jpg)
できれば、背面のプラ板も何枚か透明な物にして貰えたら、より良かったのですが。。。
刺青師・龍元
198(2020.09.16)
コメント
onijiiです。
魚のヒレのようなもの、気になりますね!
自分は胴羽目の偏りがとても気になります!!
バランスが悪いので、真ん中にしてほしい!!!(笑)
本当ですよね!
左右の胴羽目で偏り方が違うのも気になります。
縦の寸法はぴったりなんですから、横もちゃんとして欲しいです。