アルバータでキャンプ

プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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カナダでは最終の三日間、土日月とカルガリーから100キロほど南の山へキャンプに行ってきました。

こんな車で行ってきました。

目指すは彼方に見える山々です。吹雪いているのが見えます。

こんな道を進みます。今の時期に山にいるのはハンターだけで、キャンプをしている人は見かけません。

目的地に着いたら、まず燃料の確保です。

平らな所は車で引っ張って行けますが、車までは担いで行かなければならないので大変です。

あっという間に夜です。

薪割りも楽ではありません。働かざる者食うべからず。


次の日の昼過ぎ、にわかに風が強くなり、雪が降ってきました。

一時は吹雪になるかという勢いでしたが、30分もすると急に気温が上がりポカポカとして来ました。ここら辺は典型的な大陸性気候で、1日の中に四季があると言われ、わずか一時間で気温がマイナス19℃から22℃まで上昇した記録があります。カナダというと寒いイメージですが、乾燥しているせいか体感温度は日本の冬ほど寒くないとダグラスは言います。

山では熊などの猛獣が出るので、この時期に旅行者が簡単に山に入ってキャンプをするという訳には行きません。実際に数年前、車で山を走っている時に熊に遭遇した事があります。なのでダグラスは寝る時も武装しています。


「この銃は熊対策に持ってんの?」
と私が聞くと
「それと時々人間用にもかもね」
と言ってました。

カナダでハンティングをするには銃の免許の他に狩猟のための許可が必要で、ダグラスは鹿撃ちのライセンスを持っています。このライセンスには色々な種類があって、鹿撃ちのライセンスは毎年取れるが、ヘラジカは希少種なので乱獲を防ぐために、人数制限やエリア制限があってアルバータでは9年待ちだそうです。

熊には散弾ではなく1センチほどの玉が一発の弾、コヨーテには普通より粒の大きい散弾など、相手によって弾にも種類があります。

釣りをしたり、山歩きを楽しんだ後は、キャンプの一番の楽しみの炊き火を眺めながらの酒。

夜中は本当に星が綺麗で、天の川がはっきりと見えます。iPhoneのカメラでは撮れないのでお見せできないのが残念です。オーロラは今回は見られず。流れ星はもう願い事が全部叶うのではという位にたくさん見られました。たまに人工衛星なんかも見られます。

刺青師・龍元

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