令和二年四月吉日、群馬県館林市の赤城神社に参拝しました。


御由緒
建仁二年(1202)勧請
南向き
拝殿手挟みには赤城の神の眷属のムカデの彫り物がありました。


御本殿

右面胴羽目は日本武尊の熊襲征伐。

脇障子は高砂の嫗。

御本殿背面。

天岩戸ですね。

手力男は凛々しく、天宇受売は醜女です。

腰羽目にはムカデが彫ってありました。

左面の胴羽目は赤目鯛に乗る彦火火出見命、いわゆる山幸彦ですね。

〜追記 (20.05.10) 埼玉県深谷市の諏訪神社に似ている彫り物が有ったので、彫師は岸亦八かも知れません。あちらも推定なんですけど。

脇障子は反対側と対になる、高砂の翁。

画題の選択といい、彫りの技術といい、素晴らしい神社でした。
刺青師・龍元
097(2020.05.09)
コメント
手挟みにムカデ は、こちらの神社以外では拝見したことが有りません非常に珍しいと思います。
でも、見た時は『猫』かと思いました。
なかなか個性的なお顔のムカデですよね。
珍ですか。そういうのって嬉しいです