令和四年七月下旬 群馬県渋川市の八幡宮(上三原田神社)に参拝しました
拝殿に大きな飾りはありません
御本殿覆屋には側面背面に大きめのガラス窓がありました
彫刻保護の観点から これが1番良いのではないかと 最近は思っています ガラスが綺麗であればですけど。。。
ここのガラス窓はすごく綺麗で 中はとても明るく 整頓されています
右側脇障子は失われています
上部の組物間には菊と紅葉 蟇股には杜若
胴羽目は 波に扇子とか団扇とか軍配とか
御本殿背面
刺青の世界では 扇子に風景画や人物の顔を入れて波の背景をつけた物を「扇子流し」と言って伝統的な図柄ですが これは軍配とか団扇も混ざってますから 扇子流しとは言わなさそうですね
左面
もはや上州図柄と言っても良いでしょう
他では 妙義神社 を筆頭に 菅原神社 下仁田榛名神社 中山神社 坂下稲荷大明神など 群馬県でよく見掛けます
残っていた左側の脇障子は 鯉の滝登りでした
良い神社でした
刺青師・龍元
109(2022.08.29)
コメント
onijiiです。
群馬県は扇子、団扇、軍配が多いのですね。
「どうぞご覧ください」との窓ですね。
愛好家にはありがたい限りでございます。(笑)
「どうぞご覧ください」窓は愛好家には本当にありがたい限りですが、どこでも覆屋を新築するお金がある訳ではないし、維持する労力も大変なものですよね。チョロっと行って、僅かな賽銭投げて、写真を撮って、色々勝手な事を言って。。。後ろめたいと言うか何と言うか。。。