令和二年十一月、千葉県匝瑳市の稲荷神社に参拝しました。
味のある鳥居ですが、傾いでしまってますね。大分古そうです。
向拝水引虹梁上の龍。
その奥、扉の上にも龍。子引き龍です。
向拝柱にも龍。
右面胴羽目は、中国北宋時代に杭州西湖の孤山のふもとに庵を結び、梅を友として、鶴を妻とみたてて詩作に興じた林和靖。梅妻鶴子とも呼ばれます。
脇障子は分身を吹き出しているので鉄拐先生こと李鉄拐だと思います。
胴羽目は三面とも彫りが浅めで劣化が進んでしまってます。
背面胴羽目。これは養老の瀧でしょうか。滝と人物は分かりますが全体的にボヤけた感じです。傷んでいるという事もあるのでしょうが、元々の彫りもあまりはっきりとした感じではなかったのではと思います。
左面。脇障子は欠損。多分、蝦蟇仙人の彫り物があったのかも。
胴羽目は張果老の瓢箪から駒。かと思いましたが、、、、
よく見ると、瓢箪から飛び出ているのは馬ではなく狐の様な。。。
その下には農耕図。田植えでしょうか。小さいですが他の彫りと比べると割と精巧に彫ってあります。
お稲荷さんだから馬の代わりに狐にしたのでしょうか。その下には稲作図。だとしたら、こんな遊びは初めて見ました。
刺青師・龍元
289(2020.12.18)
コメント
onijiiです。
田植えはいいですね!
いい仕事してますねえ。
口元が緩みます。
昨日は下手な親父ギャグ大変失礼しました。
このところ奪衣婆もチェックし始めました。
下手物好き・・・。(笑)
奪衣婆ですか!
一件チェックしてる所がありますが、まだ直接見た事はありません。
閻魔様とセットになってる事が多いんですか?
やっぱりお寺にあるんでしょうね。