令和二年四月吉日、埼玉県熊谷市の高根神社に参拝しました。
由緒
創建不詳
享保年間(1716〜36)元高根より現地へ遷座
御祭神
味鋤高彦根神(あぢすきたかひこねのかみ)
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
御本殿
背面のすぐ後ろには波板が建てられています。胴羽目の横には木が植えられています。「見ないで〜」オーラ全開です。
右面胴羽目には、滝があるので「李白観瀑」。
脇障子。これは誰だかわかりませんが、反対側が蝦蟇仙人なので、「李鉄拐」かも知れません。
波板があって真正面から見られないので、脇から。反物の様なものに乗っているので、「武志士」だと思います。
反対の斜め脇から。想像するにとても良いお顔をしています。正面から見られたらなぁ。これは公開されたとしても正面からは肉眼では見られないでしょう。残念。
橘守国の絵本故事談という本によれば、
「武志士(ぶしし)は白い布を橋として空中を歩く仙人」
という事です。
左面胴羽目。誰だかわかりません。椅子に座っているのかな。
蝦蟇を抱えているので、蝦蟇仙人の劉海蟾(りゅうかいせん)でしょう。
表情豊かな人物彫刻だったのですが、どれも障害物があって真正面から見られないのが残念でした。
刺青師・龍元
067(2020.04.14)
コメント
武志士は珍ですね!!
私の記憶の中では足利市梁田町星宮神社に武志士がありますが
氏子の方と見識が違うので・・・氏子の方は列子と説明されていました。
背面はそちらからの風が強いのでしょうか?保護の観点からだと思われますが残念ですね。
珍ですか‼︎ 嬉しいですね
なるほど、風避けがメインなんですね。此処もそうだったんですけど、大体上の方は大きく開いている事が多くて、コレじゃ雨が吹き込んじゃうのに、もしかしてイジワルしてんのか?なんて思ってました。風避けメインなら納得です。でも、もうチョット考えて欲しかったですね…