令和二年三月吉日、栃木県宇都宮市の星宮神社に参拝しました。
御由緒
天文年間(1532ー1555)創建
御祭神
磐裂神(いわさくのかみ)
根裂神(ねさくのかみ)
南向き
参拝を済ませて裏へ回ると御本殿覆屋がありました。
御本殿
海老虹梁には龍
御本殿右面。
妻では力神さまが屋根を支えていらっしゃいました。ちょっと少年っぽい。
東面胴羽目は「七福神」。
御本殿背面。
背面胴羽目。なんか手錠を掛けられた護送中の犯人みたいに見えますが。。。
良く見ると、手錠の紐に見えたのは男神の帯が風になびいているだけ。もしかしたら、これは「天照と 須佐之男 の誓約(うけい)」ではないかと思います。
『須佐之男 が追放される時に、姉の天照に挨拶に行ったら、天照は弟が攻めて来たと勘違いして、完全武装で出迎えた。「姉ちゃん、違うよ、誤解だよ、その証明に誓約をしてそれぞれ子供生もうよ」須佐之男 の剣からは宗像三女神、天照の持ち物からは天忍穗耳尊(あめのおしほみみのみこと)の他四柱の男神が生まれた』という話。
左上に、三柱の女神と五柱の男神がいるので間違いなさそうですが、じゃあ手前の二人は誰なんだ?と言われると全く分かりません。そのうちに調べてみます。
御本殿左面。
こちらの妻でも力神さまが屋根を支えていらっしゃいました。
西面胴羽目には「高砂の尉と嫗」
海老虹梁の 龍。尻尾が芋虫みたいですね。
背面胴羽目の画題は中々渋い選択だと思いますが、全体的にユーモラスでカワイイ感じの彫り物でした。
刺青師・龍元
038(2020.03.17)
コメント
難題解明の師匠さま背面胴羽目彫刻の題目を教えて頂きありがとうございました!!
情報源は昔コンビニで買った定価500円の吉田邦博著「決定版・古事記と日本の神々」です ( ̄^ ̄)ゞ
師匠はやめてください。「さま」までつけて。。。