令和二年二月吉日、千葉県白井市の熊野神社に参拝しました。
屋根にブルーシートが掛かっています。単に定期的な修繕のためのふき替えなら良いんですがね。昨年秋の台風で被害を受けた神社もある様ですから。
来た時、扉は開いていて風に吹かれてました。帰りにはちゃんと閉じて来ましたよ。鳥居の写真は帰りに撮りました。
御由緒
創建不明
御祭神
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
東向き
今回の千葉遠征は弟子の彫鈴が一緒なので、私の知ってる侍の彫刻がある神社メインに回ってます。刺青の勉強のためもありますが、弟子に対して私がカッコつけたいっていうのも大きいです。
向拝の龍。
御本殿右面
胴羽目は 鞍馬山の天狗と剣の修行をする牛若丸。
脇障子は唐獅子牡丹。
腰羽目には波に亀です。
御本殿背面
胴羽目は二十四孝の唐夫人。鈴右衛門はニヤニヤしています。ああ、俺も初めて見た時はそう思ったさ!
腰羽目。
御本殿左面
胴羽目は 和藤内。中国人の父親と日本人の母親の間に生まれ、日本で育った後に中国に渡ります。途中、人喰い虎に出会いますが、伊勢大神宮のお札でおとなしくさせ、母を乗せて旅を続けます。
葛飾北斎画の 和藤内。
脇障子。
腰羽目。
これ位のこじんまりした神社が好きです。
刺青師・龍元
031(2020.02.28)
コメント
私もこれくらいのこじんまりした神社が好きです、
びっしりガッツリと彫刻が施されていると、見ていて疲れてしまいます
(疲れるほど見なければいいだけですが・・・)
私も鈴右衛門さんと同じです(ニヤニヤ)
今まで『虎退治』はどれも同じと思っていましたが、退治している人物が複数あるのですね
加藤清正、水滸伝の武松、そして和唐内、まだまだありそうですね
また一つ勉強させて頂きました、ありがとうございました。
ですよね。ホント見なければ良いんですが。
唐夫人は特に上手い人の作品だと未だにドッキリしてしまいます。
虎退治は他には膳巴提便(かしわでのはすひ)がありますね。浮世絵では加藤清正とそっくりな事が良くあるので、もしかしたら彫刻でも彫師はコッチのつもりだったって事が有るのかも知れません。