去年の暮れ、長野の出張先のホテルで現地の神社を探していたら、ここら辺には北村喜代松という明治の名工が数多くの作品を残している様だったので、「喜代松DAY」と勝手に称して出かけてきました。
と言ってもこの日は午後から仕事だったので、ここと去年レポートした 蚊里田八幡宮 の二軒だけです。
長野市内から戸隠の山々を抜けて鬼無里村へ。ここら辺には平維茂の紅葉狩り伝説や姥捨て伝説など数々の伝説があって私の好きな所です。
中には喜代松が手がけた四台の山車と四社の神楽が置いてありました。全部屋内ガラス張りの部屋に設置されているので保存状態は完璧です。
山車
資料館の人に許可を得て撮影しました。
私はあまり山車には詳しくなくて見所がよく解らなかったのですが、4台置いてありました。
神楽
神楽というのは一般的には神事芸能の事を指しますが、ここでは小さな本殿の様な物を指します。どうやら例祭日に神輿の様に担いで回る様ですね。
でも神輿とは全然違って正に小さな本殿。そりゃぁこんなもの担いだら壊れますよ。
ガラスケースに一つ、山車と一緒に三つありました。どれも小ささを感じさせない精巧さです。
その内の一つの神楽の妻には私の大好きな力神がいました。他には王子喬や玉巵弾琴、鉄拐先生や蝦蟇仙人、三国志などお馴染みの彫り物が散りばめられていました。
入館料200円です。一応有料の資料館なので良〜く鑑賞したい方は資料館を訪れてください。ガラス張りで近寄れないので単眼鏡・双眼鏡を持って行くと良いと思います。
鬼無里ふるさと資料館 website
長野市鬼無里1659
Tel 026-256-3270
冬季閉館 今年は3月21日から開館
「中は寒いので防寒着を着用して下さい」なんて張り紙があったんですが、本当に中は寒かったです。一時間ほど中にいて、外に出たら暖かくてフーと力が抜けて一気に疲れた。それでも外の気温は3度ほど。中はきっと氷点下だったんだろうな。
夏になったらまた行こう。
刺青師・龍元(2020.02.17)
コメント
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