令和八年一月中旬 栃木県佐野市の示現神社に参拝しました。

弘安二年(1279)勧請
御祭神 衣通姫命

向拝中備には小さな麒麟があるだけでした。

その上には鬼面がありました。

ワンちゃんの耳の様な角が愛嬌があります。

御本殿を見ていきます。

右面です。

大瓶束には力神さま。両脇に天女。下に龍があります。

角が無く 足の指が5本ずつなので 私の分類では力士型力神。

力神さまの分類についてはこちらをご覧ください
眼力が凄い!

胴羽目は松の木に猿。

要素がスカスカで 欠損感が否めませんが 猿たちの視線や仕草からすると 元々この構図だったのかな とも思います。


背面です。脇障子が二段になっていますが 下段は明らかに作風が違うので 何処かからの流用でしょう。

胴羽目は高砂と思われます。

嫗。両手が無いので 箒は欠損してしまったのだと思われます。

尉。両手が無いので熊手は欠損してしまったのだと思います。

向かって左側・下段の脇障子は 鹿に紅葉。

非常に洗練された 趣のある仕上がりとなっています。

左面です。

大瓶束の力神さま。

寄せ三菱紋のパンツが印象的♡

虹梁の下には龍がいます。三面ともそうでしたが 網の目状の鱗が まるで細胞が並んでいる様です。網の目は彫り込まれていますが 細胞核は塗師の感性なのかも知れません。

何処か欠落感の否めない 猛禽の胴羽目。やっぱ 中央に何かあったんじゃないかなぁ。

拝殿の大棟鬼板の鬼瓦が良い感じでした。こちらは右側 阿形です。

左側 吽形。

ここの神社で1番印象的だったのは 何と言っても幣殿側面に掛かっていた扁額の龍の彫り物。






素晴らしいの一言です。
刺青師・龍元
017(2026.03.09)


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