流麗な龍の彫り物がある社 [示現神社] 栃木県

鬼板 神社仏閣
プロフィール

彫師歴三十余年。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和八年一月中旬 栃木県佐野市の示現神社に参拝しました。

示現神社鳥居

弘安二年(1279)勧請
御祭神 衣通姫命そとおりひめのみこと

示現神社

向拝中備には小さな麒麟があるだけでした。

向拝

その上には鬼面がありました。

向拝の鬼面

ワンちゃんの耳の様な角が愛嬌があります。

向拝の鬼面

御本殿を見ていきます。

示現神社

右面です。

示現神社御本殿

大瓶束には力神さま。両脇に天女。下に龍があります。

示現神社御本殿

角が無く 足の指が5本ずつなので 私の分類では力士型力神。

力神

力神さまの分類についてはこちらをご覧ください

眼力が凄い!

力神

胴羽目は松の木に猿。

猿

要素がスカスカで 欠損感が否めませんが 猿たちの視線や仕草からすると 元々この構図だったのかな とも思います。

猿

背面です。脇障子が二段になっていますが 下段は明らかに作風が違うので 何処かからの流用でしょう。

示現神社御本殿

胴羽目は高砂と思われます。

高砂

おうな。両手が無いので 箒は欠損してしまったのだと思われます。

嫗

じょう。両手が無いので熊手は欠損してしまったのだと思います。

尉

向かって左側・下段の脇障子は 鹿に紅葉。

鹿に紅葉

非常に洗練された 趣のある仕上がりとなっています。

鹿に紅葉

左面です。

示現神社御本殿

大瓶束の力神さま。

力神

寄せ三菱紋のパンツが印象的♡

力神

虹梁の下には龍がいます。三面ともそうでしたが 網の目状の鱗が まるで細胞が並んでいる様です。網の目は彫り込まれていますが 細胞核は塗師の感性なのかも知れません。

龍

何処か欠落感の否めない 猛禽の胴羽目。やっぱ 中央に何かあったんじゃないかなぁ。

猛禽

拝殿の大棟鬼板の鬼瓦が良い感じでした。こちらは右側 阿形です。

鬼面阿形

左側 吽形。

鬼面吽形

ここの神社で1番印象的だったのは 何と言っても幣殿側面に掛かっていた扁額の龍の彫り物。

龍
龍
龍
龍
龍
龍

素晴らしいの一言です。

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刺青師・龍元

017(2026.03.09)

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