ある時とある稲荷神社に参拝しました。

この鼻の下の大きい龍は何処かで見た事がある様な気がしますが 思い出せません。

右側には窓が無かったので斜め前から。胴羽目は鎧を着て腰に刀を佩いた日本の武者の様です。

ハッピーな表情から推して 源頼義の湧水伝説 かなぁと思いますが わかりません。

脇障子は 獅子の滝行。

左面です。

胴羽目は 応神天皇誕生。

朝鮮出兵の神託を受けた時 神功皇后は 崩御した仲哀天皇の子供を宿していました。

お腹に石を巻いて出産を遅らせ 龍宮より授かった宝珠で三韓を征討。

帰国した神功皇后は 筑紫の地で無事に誉田別命を出産しました。

皇后は仲哀天皇の嫡男次男を打ち破って 皇太后摂政となり 仲哀天皇崩御から誉田別命(応神天皇)即位までの約70年間統治したとされます。

皇子を抱くのは 景行・成務・仲哀・応神・仁徳の五代の各天皇に仕えたという伝説の忠臣・武内宿禰です。

戦前は日本銀行券にもなっていて 長寿の神として庶民に親しまれました。

脇障子はこちらも獅子の滝行。

四面に彫刻があるそうですが 鑑賞できるのは正面と左面だけ。
ちょっと残念。
刺青師・龍元
067(2025.11.07)


コメント
右側の胴羽目彫刻、少ない情報で題目を推測してしまうのは凄いですね!!
背面にも胴羽目彫刻が有るのですね、
運良く覆屋内に入らせて頂けたとしても、背面は壁が近すぎて撮影は出来なそうですね。
あくまでも推測ですが、日本の鎧武者となると図柄はかなり限られてくると思います。
案内板には「四面の彫刻も見事な作である」となってました。胴羽目彫刻があるかどうかはわかりません。
背面には人が入る隙間はありませんでしたね。もしかしたらスマホカメラの超広角なら胴羽目は収まるかもですが。