令和七年四月下旬 神奈川県鎌倉市の円覚寺に参詣しました。
こちらは参詣するのに拝観料が必要です。お目当ては方丈前の唐門。

天保十年(1839)現唐門建立
大正十二年(1923)関東大震災で全壊
昭和10年(1935)復旧

大瓶束笈形は波に亀 中備は松に鷹です。

勅使門なので 一般人はくぐる事が許されません。

脇の出入り口を通って 門の内側に廻ります。

大瓶束笈形は亀 中備は龍です。

さぞかし名のある工匠の作と思われます。

扉には 応龍が彫られていました。

非常に深彫りで見応えがあります。




こんなに素晴らしい彫物ですが 彫師については分かりませんでした。

反対側。




円覚寺公式サイトには 彫師どころか 唐門についての記述すら見つかりません。

他にも この唐門の彫物の素晴らしさを伝えるブログや観光案内などを調べてみましたが 結局 彫師は分かりませんでした。
刺青師・龍元
054(2025.08.10)
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