令和六年十一月上旬 千葉県千葉市の幕張総鎮守 子守神社に参拝しました。
鳥居の写真は撮り忘れました。
御祭神 建速素盞嗚命 奇稲田姫命 大己貴命(大国主命)
追記(2024.12.04)
本殿彫師 竹田重三郎吉道
竹田重三郎と竹田重三良は同一人物だと思いますが 白井市の鳥見神社本殿 (1812)結城市の諏訪神社本殿 (1811)もこの人です。近隣の諏訪神社本殿(1836)も竹田重三郎と推定されています。
御本殿はガラス張り覆屋の中です。
立派な御本殿が鎮座しています。
左面右側の胴羽目は十牛図の第六図 騎牛帰家。
十牛図とは 悟りにいたる十の段階を十枚の図で表したもので 牛飼いは自己 牛は真の自己を表しているらしいです。
騎牛帰家は「心の平安が得られれば 牛飼いと牛は一体となり 牛を御する必要もない」という意味です。全く意味が分かりません。
牛の向きが逆になっていますが 橘守国の画本鶯宿梅の牧笛を参照した可能性もあるかも と思います。
その隣は鯉仙人 琴高。
龍の子を捕まえて来ると言って川に入り 約束の日に鯉の背に乗って戻って来たが そのまま何処かへ行ってしまったらしいです。
縁下にも彫り物がありました。
右側は鼠です。
持ち送りの獅子。
左側は相撲をとる唐子たち。
大事なところもキチンと彫られています。掴んでいるのかと思いましたが こちら側の子の右手の親指と思った物は 向こうの子の竿でした。
背面に回りたかったのですが 行けない様になっていました。
なので 斜めから。 どうやら三間社の様で 胴羽目が3点。
写真を見るまで 中央は司馬温公瓶割 と思っていましたが 奥の人物は鍬の様な物を持っているし 手前には 髪の長い猩々の様な人物が座っている様にも見えます。一体何でしょう? 正面から見たかった。。。
追記(2024.12.01)↑これは二十四孝の大舜です。小心さんにご教示いただきました。
背面左側 まるで脇障子の様に縦長の胴羽目は 巻物を持つ寒山。
背面右側は 寒山と対になる拾得。
この日は 弟子の彫鈴と廻っていたのですが 御本殿を一目見た後 居なくなったと思ったら 授与所で「中へ入れてください」と掛け合ってみたとの事。
もちろん玉砕です。
刺青師・龍元
094(2024.11.30)
コメント
胴羽目の一枚目は大舜だと思います!右側は牙のある象が舜のほうを見てますね。髪みたいなのは耳かと。
本当ですね!
写真を眺めれば眺める程、訳が分からなくなってしまって困ってました。鍬を持ってるので郭巨の唐子バージョンとか色々考えたんですが。。。直球ど真ん中でしたね。
ありがとうございます。