令和六年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第十二社目 千葉県多古町の八幡大神に参拝しました。
御由緒不詳
御祭神 誉田別命
御本殿正面の写真は撮り忘れたので いきなり向拝。
中備の龍が見事です。
正面扉脇の龍も素晴らしいです。
側面大虹梁上の龍もお見事。
暗がりには 力神さまが鎮座していました。
脇障子は 千葉県でよく見掛ける 斜めについたタイプ。
胴羽目です。
巻物を持った 鶴に乗る人なので これは乗鶴仙人の費長房だと思います。
雨ざらしだった事があるのでしょう。大分劣化が進んでいます。
鶴仙人は沢山いますが 費長房は 控鶴仙人や黄鶴仙人と同一人物 という説がある様です。
脇障子は 横からよく見える様に 斜めになってるんだと 勝手に思っています。
亀がいるので 亀仙人の黄安?
と思いましたが どうも それらしくない風貌です。
背面に大きな彫り物は無し。
左側の脇障子です。
こちらには亀ではなく 甕と柄杓があるので猩々。右側も猩々で対になっているのでしょう。
胴羽目は高砂です。
お前百まで
わしゃ九十九まで
ともに白髪の生えるまで
唐獅子。
大虹梁上の龍です。
もちろん こちら側でも 力神さまが大棟を担いでおられます。
見事な御本殿でした。
刺青師・龍元
012(2023.02.07)
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