金鑚神社(かなさなじんじゃ)

拝殿向拝 神社仏閣
拝殿向拝
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

刺青師・ 龍元をフォローする

令和元年長月吉日 埼玉県本庄市の金鑚神社に参拝しました。

鳥居の奥に見えるのは別当寺の白蓮寺の山門。白蓮寺は現在廃寺。

(画像クリックで拡大画像が表示されます)

金鑚神社鳥居
金鑚神社鳥居

由緒

欽明天皇二年(541)創建
享保九年(1724)本殿再建
安永七年(1778)拝殿再建
嘉永三年(1850)幣殿再建
御祭神
天照皇御神(あまてらすおおみかみ)
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
南東向き

金鑚神社由緒
金鑚神社由緒

拝殿

山門の手前を左に曲がると金鑚神社の拝殿があります。

金鑚神社拝殿
金鑚神社拝殿
拝殿向拝
拝殿向拝

唐破風下太鼓羽目には寒山と拾得。水引虹梁上の仙人は呂洞賓(りょどうひん)?

寒山拾得 呂洞賓?
向拝水引虹梁上

左右の脇障子には瀧に登り降りの龍。

龍
瀧に龍

彩色が鮮やかですね。

龍
瀧に龍

本殿

本殿南面
本殿南西面

本殿南西面胴羽目には、鶴と梅をこよなく愛した中国宋代の詩人・林和靖。

林和靖
林和靖
本殿背面
本殿背面

背面胴羽目には李白観瀑。唐代の詩人李白が、旅の途中で訪れた盧山(ろざん)の瀧を目の当たりにして心打たれる様子。

李白観瀑
李白観瀑

北東側の脇障子は梅に鷹。

梅に鷹
梅に鷹

北東面胴羽目には菊慈童。帝の枕を越えてしまったために島流しになったが、それを哀れんだ帝が密かに授けた普門品の2句の偈 (げ) を菊の葉に書き写したところ、葉の露がしたたって天の霊薬となり、それを飲んだ慈童は仙人になった、というお話。

菊慈童
菊慈童

(画像クリックで拡大画像が表示されます)

彫り物自体はまずくないんですが、隙間の空間がチョットなぁって感じでした。地が赤く塗られてなければ、もしくは彫り物の彩色が新しければそれ程気にならないのかも知れないけど。

刺青師・龍元

コメント

タイトルとURLをコピーしました