令和五年十一月下旬 埼玉県加須市の慈福院観音寺に参詣しました。
山門の大瓶束に 力神があると聞いてやってきました。
角があるので 邪鬼の力神です。
反対側。
梁の上には二点の欄間がありました。
二点とも龍です。
御本堂。
向拝の麒麟。
麒麟は麒が雄で 麟が雌だという説があります。
扉上には鏝絵がありました。
竹に虎。
その隣は雲龍。
下半身が鳥の迦陵頻伽。えも言われぬ美しい声で歌うと言われます。
お顔はあまり美しくない様です。
御本堂内部には七点の欄間がありました。御住職は不在の様だったので 外から中を窺いました。
左側の手前は見えなかったので 左側奥。楠正成正行親子櫻井駅の別れです。
正面左側は須佐之男命八岐大蛇退治。龍ではなく本物の大蛇で しかも ちゃんと頭が八つあって酒瓶に頭を突っ込んでいます。
中央の欄間は人天蓋の影に隠れて よく見えませんが 僧侶が三人佇んでいるみたいです。
右側は日本武尊 草薙の剣です。
右側面奥の欄間は画題不明。中央左に仏様が座っています。
仏様の前では 誰かが拝んでいる様にも見えます。
こんな感じに。でも錯覚かも知れません。
刺青師・龍元
111(2023.12.08)
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