令和四年 新年寺社彫刻巡礼の旅 十社目、茨城県大子町の十二所神社に参拝しました。
文明四年(1472)の棟札あり
残念ながら胴羽目彫刻はありません。
力神さまが屋根を支えていました。
縁下斗栱間には波と雲、腰羽目には波の彫り物。
脇障子には経巻を広げる寒山です。
左側脇障子は寒山と対になる、箒を持った拾得。
左面の縁下斗栱間には雲、腰羽目には雲と波の彫り物です。
なんか滑稽な感じの力神さまです。左足首が、普通そちらの方には曲がらないよ、という方向を向いてしまってますね。
ここにも獅子っぽくない虎っぽくもない木鼻がありました。僕が気がついてないだけで案外どこにでもあるのでしょうか?それともここら辺独特の木鼻?
こちらは大子町大生瀬神社の木鼻。ヒョウかジャガーみたい。手前のは麒麟です。
こちらは大子町吉田神社の木鼻。左側のは獅子ですね。
刺青師・龍元
101(2022.01.18)
コメント
onijiiです。
遠い遠い大子町。
ローラーで見つけた彩色された力神に
大喜びしました。
10ヶ所ほど未訪問の寺社があるので、
もう一度行かねばなりません。(笑)
得たいの知れない霊獣や鳥の頭は、何故
か?刺さるんですよね。
鶏頭を見かけると、おお喜びしてます。
数まで数えてしまいます。(笑)
山間の静かな所ですね。ルート上にコンビニが無く昼飯難民になっていた私は、大子町で道の駅を見つけて大喜び。食堂でカレーを注文しました。一番速くできると思ったカレーは出てくるまで25分掛かりました(涙)陽が沈むのが早い冬の山間で一社分の時間をロスしてしまいました。
謎の霊獣は吉田神社以外では気がつかなかったんですよね。吉田神社でも「変わってんな〜」位の認識でしたが、こんなにあるならもう少し丁寧に見て来るんでした。