令和三年九月下旬、栃木県真岡市(←もおかしと読みます)の長蓮寺の境内社・熊野証誠殿大権現に参拝しました。
だいぶ寂れています。
向拝には見事な彫り物。
唐破風下には桐でしょうか。その下には梅の木と鳥。
一番右の鳥は尻尾が長いです。
海老虹梁は龍です。
小ささを感じさせない精巧さ。
手挟みは葡萄に栗鼠。
右面には胴羽目はありません。
浜床もかなり傷んでしまってますね。
葡萄は沢山実をつけるので、栗鼠は多産の鼠に似ているので(実際には多産ではない様です)子孫繁栄の吉祥図柄とされる、と言います。「武道を律す」に通じるとして武具にもよく使われる図柄でもある様です。
振り返る栗鼠が愛らしいです。
海老虹梁の龍。
左面胴羽目は唐獅子。上半分が無く不自然な感じです。元々は牡丹か何かがあったのでしょう。
ほとんど丸彫りです。
随分と埃が積もっていましたが、傷みが激しいのでなるべく触らない様にしているのでしょう。お寺自体は綺麗に掃除されています。
境内にある鐘楼の蟇股には力神さまがいました。
肩や胸の筋肉などは随分と写実的な表現です。わりと最近の作なのかも知れません。
長蓮寺は弁財天で有名の様です。真岡鐵道真岡駅から徒歩約15分、北関東道真岡ICから車で15分。駐車場普通車約50台、大型バス3台、無料です。
と観光情報も加えてみました。真岡市に来たらここ!
刺青師・龍元
145(2021.11.21)
コメント
onijiiです。
こちらの力神は見逃してました。
ありがとうございました。
弁財天の頭上に宇賀神が乗っているのを
見て、サプライズプレゼントだと。(笑)
「もうかし」と聞こえるんですよね。
変換しても出てこない。おかしいなあと。(笑)
実は弁財天の方は参拝客が数組いたので参拝してないんですよ。割と人気が有るのかな、と思いました。
「住もうか真岡市」がキャッチフレーズみたいですね。
エッチな観光情報 ニヤリ
ニッチでした。
お寺でエッチはさすがに無いですね!
(//∇//)