目の覚める様な [竹袋稲荷神社] 千葉県

竹袋稲荷神社参道 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

刺青師・ 龍元をフォローする

令和二年十一月、千葉県印西市の竹袋稲荷神社に参拝しました。

竹袋稲荷神社鳥居
竹袋稲荷神社拝殿

御由緒

正応元年(1288)勧請
明和六年(1769)現本殿、拝殿竣工
昭和十年(1935)現拝殿再建
平成二十一年(2009)本殿改修
御祭神 蒼稲魂命うかのみたまのみこと


裏へ廻ります。

竹袋稲荷神社

拝殿とは打って変わって御本殿は目が覚める様な鮮やかな色彩です。

竹袋稲荷神社御本殿

右面妻飾り懸魚けぎょには兎がいました。

右面懸魚 兎

胴羽目には孔雀。

孔雀

平成二十一年の改修の時に色を塗ったのでしょうか。

竹袋稲荷神社御本殿

背面胴羽目は鷹です。

鷹

九年前の彩色ですが、割と綺麗ですね。こんなモノなのかな。

竹袋稲荷神社御本殿

左面胴羽目は鳳凰。

鳳凰

妻飾り懸魚は烏。足が見えないのでわかりませんが、三本足の八咫烏やたがらすなのかも知れません。でも、それなら例え不自然になったとしても足を付けるかも。

左面懸魚 烏

兎以外は全部鳥。そう言えば兎も1羽2羽…と数えますね。

竹袋稲荷神社御本殿

別に狙った訳じゃないか。。。

木鼻は獅子だし縁下には亀があるし。。。

刺青師・龍元

271(2020.11.28)

コメント

  1. onijii より:

    onijiiです。
    こちらは寺社巡りを始めて初期の頃に行きました。
    彩色の綺麗さに感激しました。
    今はどちらかというと、劣化している方が好みです。

    専門家の本格的な修復なので、相当な費用でしょうね?
    氏子さんたちに拍手ですね。

    • 龍元 より:

      好みや注目点はその時々によって変わって来ますよね。

      職人の仕事という感じですね。綺麗な色が目に飛び込んで来て、ハッとしました。お金も掛かるでしょうが、その価値は充分有ると思います。

タイトルとURLをコピーしました