令和三年三月、群馬県神流町の中山神社に参拝しました。
立派な覆屋です。完全密閉型。でもガラス窓があるので御本殿を鑑賞する事ができます。
建物一杯に御本殿。これは内装屋さん大変だったろうな。クロスとかどうやって貼ったんだろ?元々仕上げが出来てる化粧板を張ってあるのかな?なんて、若い頃に内装屋さんで働いた事のある私はどうでも良い所が気になってしまいます。
創建年不詳
天明五年(1785)現在地に遷座 本殿建立
御祭神 向かって左 経津主命 向かって右 天之御中主命
向拝には唐子の重陽(菊の節句)がありました。
右側脇障子。人物が三人いるのを見ると、三国志を読んでいる私はどうしても劉備・関羽・張飛の三人組を思い出してしまいますが、、、
左側脇障子には人物が四人。両側合わせて七人なので、これは竹林の七賢人。
御本殿右側に廻ります。
胴羽目は波間に軍配とか扇子とか団扇とか。
背面胴羽目も波間に軍配とか扇子とか団扇とか。
左面胴羽目も波間に軍配とか扇子とか団扇とか。
群馬県南部には波間に軍配とか扇子とか団扇とかが結構あります。何か云われがあるのかな?
波の形も良く似ている様に見えます。これだけでは何とも言えないですが、同じ彫師の可能性もありますね。
刺青師・龍元
055(2021.04.06)
コメント
onijiiです。
これは凄い覆屋ですね!
大事にしてますねえ!!
シンプルな波がよく似てますね。
軍配、団扇、扇子、センスいいですねえ。(笑)
座布団一枚‼︎
上品なモチーフで印象的ですが、他所の地域じゃ見た記憶がないですね。地域のゆかりがあるのでしょうか?忘れてるだけかな?単に彫師の好みなのだとしたら、画題の決定権が彫師側に大きくあったと云う事になるのでしょうか?
覆屋は立派ですよね。特に向拝部の千鳥破風がカッコいいです。