令和三年六月、長野県佐久市の諏訪八幡神社に参拝しました。

諏訪神社と八幡神社が一緒に祀られているようです。由緒不詳。

拝殿は共用です。

御本殿が二つ。向かって右の二間社が諏訪神社、左が八幡神社だそうです。両方とも木階と高欄がありません。

残念ながら胴羽目はありませんでしたが、屋根の鬼板部には鬼面がありました。

諏訪神社右面の鬼板鬼面。

阿形。

すきっ歯です。

諏訪神社左側の鬼板鬼面。

こちら↓は同じく長野県佐久市のあたご神社の鬼面。同じ人の作品なのでは、と推察します。

八幡神社右面鬼板の鬼面。

八幡神社も右側が阿形。

左側の鬼面が吽形。

なかなか凛々しいお顔です。諏訪神社・八幡神社とも同じ人の作の様に見えますね。


広い境内にはいくつか社がありましたが、別に鳥居があった社が一つ。

社号はわかりませんでした。

御本殿。

側面の木鼻は外れてしまった様です。

ほぼ丸彫りに近い彫り物。

胴羽目は唐獅子です。粗めの彫りが信条の様です。

海老虹梁の龍。手挟みには波があしらわれています。

背面には彫り物は無し。

木鼻は全部外れてしまっている様です。

左面胴羽目は親子獅子。

脇障子は亀。

海老虹梁の龍。独特なタッチです。

長野には縁下を省略・簡易化した御本殿が多いです。

緑が青々としていて、マイナスイオンたっぷりという感じの神社でした。

刺青師・龍元
082(2021.07.08)
コメント
海老虹梁の龍は珍しくないですが、こちらの海老虹梁の龍は変わった形で、初見な印象です。建築部位としての『海老虹梁』としての役目はほとんど無いですね、ここまでやってしまう所が素晴らしいと思いました。生で見たいですが遠いですね・・・。
この社はどの彫り物も独特ですね。海老虹梁は確かに構造物としての役目はほぼありませんね。
決して上手い彫り物ではありませんが、一見の価値はあると思います。
onijiiです。
鬼面の素朴さが堪りませんね!
歯が面白い!!
いつの日か行ってみたいです!!!
ここはいっぺんに4つ見られますからね。
ぜひ行ってみて下さい!
長野は鬼面好きには堪りませんね!
最近通りすがりにまた一社発見しました。
後日住所送りますね。