令和八年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第七社目 茨城県大子町の十二所神社に参拝しました。

大同年間(806-10)創建
御祭神 天神 五代神・地神 七代神

御本殿覆屋は採光バッチリです。

立派な御本殿が鎮座していました。

向拝の龍。

よ〜く見ると 目が玉眼になっています。玉眼とは ガラスや水晶などを嵌め込む技法ですね。

義眼のようで生々しい迫力があります。

木鼻の獅子の目も玉眼。

御本殿右面。胴羽目・脇障子に大きな彫り物があります。腰羽目に彫刻は無し。

胴羽目は唐獅子牡丹。外枠があるのは 遠方で彫った物を現地に運び 寸法を微調整するためだそうです。

この獅子も元は玉眼だった様ですが 今は失われてしまっています。

脇障子は刀を担ぐ人。

これだけでは同定が難しいですが 反対側の脇障子との兼ね合いから考えると 西王母から桃を盗んで八百年生きたと言われる 東方朔ではないかと思います。

裏側から。

こちらも玉眼?

御本殿背面。

胴羽目は鳳凰です。

こちらも目が失われてしまってます。

玉眼は通常 裏から嵌め込むみたいですが これは穴が裏までくり抜かれていない様です。こちらは表から被せる象嵌だったのかな?

左側脇障子の背面。

表面です。桃のなった枝を担いでいるので 西王母だと思います。

西王母は 天界にある瑶池と蟠桃園の主人で 全ての女仙を支配する最上位の女神。生命を司ると言われます。

左面です。

胴羽目は唐獅子牡丹。

こちらは玉眼がまだ残っています。

が かなり劣化しています。

割れ?ひび割れ?

素朴で牧歌的な 常州らしい彫り物で飾られた神社でした。

刺青師・龍元
007(2026.01.30)

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