令和四年六月中旬 群馬県高崎市の福守神社に参拝しました
延宝六年(1678)創建
御祭神 木乃花咲夜毘売命
子宝や子育ての神様として信仰され 昭和初期まで夥しい数の「お姿」が神前を飾ったらしいですが 今では拝殿内に数える程が並べられているだけです
御本殿向拝水引虹梁には二匹の龍の彫り物 向かい龍です
覆屋には窓があり 格子とガラスがはまっていました
彫り物で埋め尽くされた御本殿
水引虹梁の龍が向拝柱に巻きついています
胴羽目は唐子の獅子舞
元々は彩色されていた様ですが 殆ど剥落しています
背面 脇障子は取り換えられている様で 表裏ともに彫り物はありません
胴羽目は唐子の闘鶏
元々は着物に細かい柄があった様です
覆屋左側はラックが組まれ ブロックや長モノの置き場になっていて 窓に近づけなかったので 如意棒を使用
胴羽目は唐子の木馬遊び
色は剥げてしまってますが 保存状態はすこぶる良好 大事にされて来た事が窺えます
子宝を願っての唐子なのでしょうね
刺青師・龍元
093(2022.07.23)
コメント
onijiiです。
金精神は日本が誇る八百万の神の
一つだと思います。
100ヶ所近くチェックしてます。(笑)
唐子遊びは好みの題材です。
無邪気に遊ぶ情景はいいですねえ。
夥しい数のお姿が有ったそうですが、多分、大きいのから小さいのまで物凄い事になってたんでしょうね。子供が欲しい人はお姿を借りて神棚に供えて、ご利益があるとお礼返しに木製のお姿を奉納したらしいです。
戦後の屋根吹き替え時と平成の社殿改築の時処分されてしまった様ですが、数本有るって事は、その後もまだやる人がいるって事でしょうか。