国指定重要文化財 [上野東照宮] 東京都

上野東照宮 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

刺青師・ 龍元をフォローする

令和四年十二月上旬 東京都台東区の上野東照宮に参拝しました

上野東照宮

17〜20歳の頃 アメ横で働いていたので上野は懐かしい土地ですが 上野東照宮に参拝するのは初めてです

上野には所用で来たので デジカメは持って来ておらず 全部スマホカメラで撮影

上野東照宮

唐門

慶安四年(1651)造営 国指定重要文化財

上野東照宮唐門
上野東照宮唐門

門の向こうにあるのが東照宮 中に入るのは有料(500円)です

上野東照宮

社殿

慶安四年(1651)造営 国指定重要文化財

上野東照宮

なんと言うか とにかく豪華絢爛です

唐破風下

幣殿・御本殿はまるで冗談のように金ピカ!

幣殿・御本殿

先ほどの唐門を内側から見た所

唐門の羽目板には透かし彫りが施してありました 門の右面外側

右内側 これこそ極彩色というのでしょうね ぱっと見 何が彫られているのか分かりません 鶏とひよこかな?

左内側は 諫鼓鶏かんこどりでしょうか

尭帝ぎょうてい(舜の前の帝)が 諫言をしようとする者に打ち鳴らさせるために 朝廷の門前に鼓(諫鼓かんこ)を置きましたが 善政を行ったために鼓が打たれる事は無く 鶏の遊び場になってしまいました

左外側

諫鼓鳥

透き塀

慶安四年(1651)造営 国指定重要文化財

金箔で彫刻を覆った上から岩絵具で彩色を行う 生彩色いけざいしきだそうです さすが国の重文は金の掛け方が違いますな 

透き塀

彫刻が200枚以上あるそうなので 面白そうなのだけをいくつか撮りました

まず蟷螂 まあそれ程意外でもないですかね

蟷螂

これは蝶々? 何にしてもこの姿では飛べないっぽい

蝶々

オレンジ色のお猿さん

猿

タスマニアデビル かな?

鼠

トノサマガエル

殿様蛙

てっきり鯉だと思いましたが札には似鯉にごいとありました 似鯉とは読んで字の如く 鯉に似た魚で背びれが三角だそうです

似鯉

これはふなだそうです 確かにおヒゲが無いです

鮒

帆立は神社でもよく見掛けますね

帆立

なまず

鯰

有識者間で検討を繰り返して動物の種類・色を決定したそうですが さすが有識者 僕だったら似鯉も鮒も鯉としてしまったでしょう

意外に充実した時間を過ごす事ができました

刺青師・龍元

147(2022.12.19)

コメント

タイトルとURLをコピーしました