日本伝統刺青7様式美

irezumi 刺青図柄解説
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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去年の夏あたりから Traditional Japanese Tattoo Association 日本語で言えば「日本伝統刺青協会」というのを作って、アムステルダムの建尚・二代目さんと一緒に、日本と刺青についてインスタグラムなどのSNSで海外に発信しています。


今回は様式美について。文は建尚氏、拙い翻訳は私・刺青師・龍元です。

様式美

日本伝統刺青には幾つかの制限と最低限の決まりごとがある。それぞれの物語によって、正しい文様の組み合わせや背景、および正しい配置が必要不可欠である。

それを逸脱してしまえば、それはもはや伝統刺青とは言えない。左右は対になるが、これは垂直にも表現される。

基本的に構成要素は下から上へ配置される。川があり、地面があり、空があって、天国がある。これらの決まりごとは、伝統刺青に統一感を持たせ、お互いに複雑な関係性を持たせ、お互いに補い合い、作品に深みを与える。

画題によって沢山のエピソードや物語があり、組み合わせは彫師の腕の見せ所となる。

建尚・二代目

(正確な翻訳ではありません)

irezumi
写真は二代目・建尚氏の師匠である本家彫よし・村松建尚氏による桜吹雪
https://www.instagram.com/p/B4UmsRilt-L/?utm_source=ig_web_copy_link

Youshiki-Bi
(Magnificent form)

Japanese traditional tattoos have some restrictions and minimum rules. It is essential to have the correct combination of patterns, backgrounds and correct arrangement according to each story. 
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If you deviate from it, the design will no longer be a traditional Japanese tattoo. There are pairings for the left and right. This is also expressed vertically. 
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Basically, elements are arranged from the bottom to top; the river, the ground, the sky, and the heavens. Because of these restrictions, the traditional Japanese tattoo has a sense of unity, and all the designs are intricately related to each other, complement each other, and add depth to the work. 
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There are many anecdotes and stories depending on the design, so the combinations are diverse and showcase the tattooer’s skills.

By kensho the second
First picture of tattoo works by his master Takeshita Muramatsu(Kensho)



他人が書いた文の翻訳というのは難しいですね。知らない言葉ばかりなので辞書引きまくり。それに直訳してしまうと不自然な日本語になってしまいます。

刺青師・龍元

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