令和三年三月吉日、群馬県南西部を攻略しました。
私はよく長野県の佐久市辺りを彷徨っていて、県道93号を長野県側から攻めようと何回かアタックしたのですが、群馬との県境辺りの峠がここ数年通行止め。酷道と揶揄される国道299号もここ数年県境で通行止め。
開通の見通しもない様なので、諦めて国道254号で下仁田に迂回して、やっとの思いでやって来ました。この辺りの山々には良い神社がいくつもあると聞いています。
まずは南牧村の砥澤神社に参拝しました。
砥澤神社には彫り物はありませんでした。
でも、お目当てはこの境内社。社号は分かりません。
崩壊寸前です。土台が傾いてしまっていて、社がまっすぐに建っているのが不思議な感じです。
木鼻の獅子が可愛いです。
小さいながらも非常に精巧。
胴羽目も唐獅子です。
牡丹はありません。
獅子の顎。
殆ど丸彫りと言っても良いくらい立体的です。
左面も唐獅子。
シンプルで良い神社でした。崩壊しない事を祈ります。
刺青師・龍元
053(2021.04.03)
コメント
onijiiです。
何とも危なっかしいバランス・・・。
獅子の顎がいいですねえ。
南牧村?佐久市の隣なんですね。
地図帳を見て理解しました。
胴羽目探求道、道険し。(笑)
254号で迂回して時間的には断然早かったんですが。でも険しい道を不安に涙を流しながら走るのが大好きなんです。
普通は「獅子のみ」の神社は順位が低いんですが、ここは彫りが深くて構図も斬新なので見応えがありました。