手彫りの痛みは マシン彫りより楽なんです [紅葉に鯉]

鯉 刺青 手彫り刺青作品
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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先日、波間に跳ねる鯉が仕上がりました。まさに一尺ある大きい鯉です。

痛み

「手彫り」と聞くと皆さん痛そうと思う様ですが、実はマシン・機械彫りより痛みが楽なんですよ。

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で次の画像です

血なんて殆ど出ないし、治りも早いです。

痛そうな音だって言う人もいますが、私は電気彫りのあのビーンて音の方が痛そうに思いますがね。

なぜ?って言う人には「手洗いと洗濯機の違い」に似てるかもと説明したりします。

所要時間

多くの人が心配する所要時間ですが、ぼかし(色を含む)の場合、手彫りの所要時間とマシンの所要時間には殆ど違いはありません。

スジの場合、マシンの2〜3倍の時間が掛かります。

なので、お急ぎの方はスジをマシン、ぼかし(色を含む)を手彫りでやると良いと思います。この鯉の場合、スジをマシン、ぼかしを手でやって約5時間です。

もちろん、和彫りは古来伝統の総手彫りでなきゃ、という人も大歓迎です。

刺青師・龍元

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