令和七年一月中旬 茨城県鉾田市の玉沢稲荷神社に参拝しました。

海岸近くに鎮座しますが 海は見えません。

御本殿を見て行きます。

御本殿右面。

妻壁には麒麟がいます。

胴羽目は松に鳥。なんという鳥かは分かりません。鷹なのか?

脇障子には人物が二人。どちら様でしょう?

二人の間には籠の様な物が。。。

これが蕨を入れた籠だとすると 諫言を受け入れてくれない主君の禄は食めないと 山へ篭って山菜を食べて餓死した伯夷叔斉兄弟かも と思いますが 本当のところは分かりません。

腰羽目には卍の彫物。一つだけ逆卐なのは何か意味があるのかな?

背面です。

胴羽目は鶏。

左面。こちらの卍は全て正卍。右面の逆卍は 実は間違えた?

妻壁の麒麟。

胴羽目はやはり鳥。なんという鳥なのかは分かりません。

こちら側の脇障子にはお馴染みのあの人。

梅を妻の様に 鶴を子の様に愛して山に隠居したと言われる林和靖です。

林逋とも言います。というか和靖は諡で 逋が本名。

右面からは角度的に見えなかった向拝中備。

猿の様な顔をしていますが 龍と仙人だと思います。手に針状の物を持っていれば馬師皇で決まりですが?ひょっとしたら呂洞賓かも?正面から確認したい所です。

御本殿と拝殿は共に市指定文化財に登録されているそうです。
刺青師・龍元
015(2025.02.21)
コメント
文化財に指定されいる割には、劣化がきていますね。文化財に指定されているだけで、維持管理の助成は出ていないんでしょうね。
そうかも知れませんね。
まあ、市指定ですからね。県とか国まで行けば、それなりに助成金が出るでしょうが、要件が厳しいし色々自由も無くなってしまうみたいですから痛し痒しですね。